おはようございます、ぱぱちゃこです!
このブログでは”パパママに役立つ”カブトムシ・クワガタ飼育情報をまとめています。
カブトムシはたくさん卵を産みます!
カブトムシを繁殖させて、卵から成虫まで育て上げるのはカブトムシ飼育の醍醐味です!
しかし、繁殖させ過ぎた場合、お世話の労力、飼育スペース、費用…様々な問題でカブトムシ飼育が楽しくなくなります。

今回は、”カブトムシ産卵セットの割り出しタイミング”についてです。

割り出しのタイミングは慎重に…!
メスの産卵 基礎知識

カブトムシのメスの産卵について、一般的に以下の事が言われています。
- 交尾したメスは1日~1週間ほどで卵を産み始める
- 卵を産み始めると、ほぼ毎日卵を産む
- メスが1日に産む卵の数は1~5個
- 環境が整っていればメスは死ぬまで卵を産み続ける
- メスが産める卵の数は20~50個、多い場合は100個以上
- メスは産卵すればするほど寿命が縮む
- 産まれるオス、メスの比率は1:1
しかし個体差、飼育環境によって変わるため、確実な事は誰にもわからないのが現状です。
卵から成虫まで育つ確率

私が調べた限り、一般的には以下の確率と言われています。
- 卵から無事に孵化する確率:50~60%
- 孵化から蛹まで:90%
- 蛹から成虫:80%
私の経験的には、卵→幼虫:約60%、幼虫→蛹:95%、蛹→成虫:90%のイメージです。
ただし、飼育環境で全く違う結果になると思われます。
割り出すタイミングによるメリット/デメリット

割り出すタイミングを判断するために、早い時と遅い時のメリット・デメリットをまとめてみました。
割り出すタイミングが早い
メリット
- 発酵マットが劣化しないうちに卵を取り出せる
- 親カブトムシの負担が少ない
- 産ませる卵を制限させる
デメリット
- 欲しい数が確保出来ない可能性がある
- 産まれたばかりの卵・幼虫を割り出しで傷つけてしまう
割り出すタイミングが遅い
メリット
- 幼虫がある程度育っている
- メスが卵を産む期間を確保出来る
デメリット
- 卵を産ませ過ぎてしまう
- メスが産んで卵・幼虫を産卵行動中に傷付けてしまう
- 発酵マットが劣化してきてしまう

何を優先するかで、タイミングが決まりそう…
理論上の割り出しタイミング

例えば「責任を持って飼育出来る数が10匹まで」の場合、”卵から成虫まで育つ確率”から計算すると、23個卵を取り出せば良い事になります。
メスが23個の卵を産む日数は、5日(最短の1日5個で計算)です。なので、産卵セットに交尾済みのメスを投下して、5日経ったら卵を取り出せば(割り出せば)良い…という事になります。
でも、これはあくまでも「理論上は…」という話です。
メスが交尾後2日後に産めば6日だし、1週間後であれば13日後です。この時点で5日~13日の差があります。
個体の状態、飼育ケースの大きさ、湿度や温度などの様々な環境によって変わりるので、「何個卵を産んでいるか?」「成虫になれるのは何匹か?」は実際に割り出して育ててみないと分かりません。
結論:やってみないとわからない
結論ですが、”やってみないと分かりません”。
元も子もないですが、こればっかりは生き物相手なので完全にコントロールする事は不可能だと思います。
分からないにしても、繁殖させる際は上記の事を意識して割り出しのタイミングを考えてみましょう。
一応目安としての期間を書いておきます。
交尾済みのメスを産卵セットに投下してからの目安

何匹でも繁殖させたい方
・1か月半~2か月
たくさん繁殖させたくても、発酵マットの劣化や、親カブトムシの産卵行動による子カブトムシへの被害の可能性を考えるとこのぐらいの期間が良いみたいです。
10匹(成虫)以内に留めたい方
・5日~13日
産卵セットを組み直す手間はありますが、「産ませ過ぎた…こんな数は飼えない…」というトラブルは回避出来ると思います。
産卵セットの作り方で、産卵数を制限する方法もあります。
ぜひ、以下の記事もご覧ください!
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