おはようございます、ぱぱちゃこです!
このブログでは”パパママに役立つ”カブトムシ・クワガタ飼育情報をまとめています。

カブトムシが卵産んだよー!(感動)

これがカブトムシの卵?ちっちゃいね!
幼虫もいるよ!!
カブトムシの繁殖はチャレンジしてみると意外と簡単…!そして楽しい!!
今回は、”簡単にカブトムシに卵を産ませる方法”を紹介します。
・まだカブトムシの繁殖にチャレンジした事がない
・カブトムシを卵から育ててみたい
・カブトムシの繁殖は難しいと思ってる
必要なもの

飼育容器
- 昆虫飼育用ケースであればMサイズ以上もの(5L以上の容量)
- 発酵マットにコバエが寄るため、不用な窓やスリットがないタイプがオススメ
飼育容器が小さすぎるとメスは卵を産みません。卵を産めたとしても、メスがケース内を移動した時にメス自身で卵を傷つけてしまう恐れがあります。
メスの産卵床になる発酵マットはコバエのエサになります。ケースの中でコバエが繁殖し、大量発生…!とならない様に、飼育容器は不用な窓やスリットがないタイプがオススメです。


おすすめ容器はコバエシャッター!
コバエの侵入を防ぎ、適度に湿度を保ってくれるので湿度管理が楽な飼育容器です。
約7500ml | D195×W298×H210mm | 約1,000円 |
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100均の大型タッパーやホームセンターに売ってるコンテナボックスに、小さい空気穴を開けて飼育ケースにしている方もいます。
発酵マット(カブトムシ幼虫育成マット)
メスは発酵マット(カブトムシ幼虫育成マット)に卵を産みます。発酵マットは15cm以上の厚さになるように敷いて下さい。

マットは成虫管理用と幼虫飼育用があるから注意しよう!
色んな種類があってどれが良いのか迷うかと思いますが、特にこだわりが無ければ幼虫飼育用であればどれでも構いません。
昆虫ゼリー

産卵は体力が必要なので、栄養価の高い昆虫ゼリーを食べさせてあげましょう。
おすすめはプロゼリーです(少し割高です)。
「たくさん卵を産ませたい!」「大きく育てたい!」等のこだわりが無ければ、100均の安価なものでも産んでくれます!
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大きい洗濯ネット

発酵マットをガス抜きする時に使います。100均に売っている一番大きいサイズのもので充分です。
転倒防止材

樹皮や木片など、カブトムシがひっくり返った時に掴めるものを入れましょう。
木の枝、樹皮、葉っぱ、ウッドチップ、水苔、エサ皿…転倒防止材になるものは色々とあります。割りばしでも代用できます。
公園で拾ってきた木でも大丈夫ですが、処理(熱湯をかけて天日干し等)してから使わないとダニが湧く事があるので注意して下さい
![]() | 価格:154円~ |

カブトムシ♂♀ペア
成虫になって2~3週間ぐらい経ち、成熟した元気なカブトムシのペアが理想です。
産卵セットの作り方
飼育ケース内を人工的に産卵に適した環境にしたものを「産卵セット」と言います。
メスが卵を産みやすい環境に飼育ケース内を整えます。
- ステップ1発酵マットをガス抜きする
※(数日の時間が必要)
- ステップ2発酵マットを加水する
- ステップ3飼育容器に発酵マットを入れる
- ステップ4転倒防止材を設置する
- ステップ5昆虫ゼリーを入れる
発酵マットをガス抜きする

ガス抜きとは、発酵マットから発行時に出るガスを抜く作業の事です。
発酵マットの再発酵による発熱や悪臭を防ぎます。
発酵マットを大きい容器に入れるか、レジャーシート等に広げ2~3日外に放置します。発酵マットから「酸っぱい匂い」がしなくなったらガス抜き完成です。
その際、発酵マットを洗濯ネットに入れておくと、コバエの害から守る事が出来ます。
発酵マットを加水する

ガス抜きした発酵マットに水を少しずつ加えて、均一になるまで混ぜます。
水分量の目安は、マットを軽く握って団子を作り10cmほど上に投げて優しくキャッチしても崩れないぐらいです。
マットを手で握った時に、水がにじみ出てきたら水分量が多いです。
発酵マットは大きなコンテナや、タライに入れると作業が楽ですが、使用する飼育容器の中で行っても問題ありません。
大きいビニール袋があれば、袋の上から手で揉んで混ぜ合わせる事も出来ます。

ちゃんと出来てるかわかんない…

パッサパサとかビッチャビチャじゃなければ大丈夫!
発酵マットを飼育ケースに入れる

飼育ケースに発酵マットを入れましょう。押し固める必要はありません。
15cm以上の厚さになるように敷きましょう。
転倒防止材を設置する
木の枝や皮、ハスクチップ、水苔、エサ皿、割り箸…カブトムシが転んだ時に掴まれるものを入れます。

掴まるものがないと、起き上がるのに体力を消費してしまいます。
昆虫ゼリーを入れる
産卵には体力が必要なので、切らさない様に多めに入れます。
1匹あたり1日1個以上が目安です。

これで「産卵セット」の完成です!
カブトムシに卵を産ませる手順
- ステップ1成熟したカブトムシのペアを準備
- ステップ2産卵セットを作る
- ステップ3カブトムシのペアを産卵セットで同居させる
※交尾済みであれば、同居は必要ありません
- ステップ44~5日後に飼育容器からオスを取り出す
※交尾が確認出来ていれば、その時点でオスを取り出してもOK
- ステップ5卵・幼虫を取り出すタイミングまで見守る
ステップ1 成熟したカブトムシのペアを準備

成体(蛹から羽化した状態)になってから、2~3週間過ぎた元気なペアを用意しましょう。
体が大きなカブトムシを選ぶと、生まれる子供も大きくなります。
ステップ2 産卵セットを作る

メスが卵を産みやすい環境を作ってあげましょう。
ステップ3 カブトムシのペアを産卵セットで同居させる
交尾が確認出来ればもっと短くてもOKです。
野外で採取したメスは、高確率で交尾済みなので、オスとの交尾(同居期間)が必要ありません。
エサを切らさない様に、1匹につき1日1個以上与えましょう。
発酵マットの表面が乾いてきたら霧吹きで適度に加湿します。
ステップ4 4~5日後に飼育容器からオスを取り出す
メスに産卵に集中してもらうために、産卵セットからオスを取り出します。
この時点でメスが卵を産んでいる可能性があります!産卵数を調整したい方は発酵マットを確認してみましょう。
ここからはエサの補充と、マットの適度な加湿を行い、静かに見守ります。
ステップ5 卵・幼虫を取り出すタイミングまで見守る
卵・幼虫を取り出すタイミング(割り出し)まで、産卵の環境を整えます。エサを切らさない様に注意しましょう。
産卵の確認方法

卵を産んでいるかどうかは、産卵セットの発酵マットを取り出して、中を取り出して見てみるしか方法はありません。
飼育容器の側面や底で産んでくれていれば、外から確認できますが、発酵マット内部で産んでいる場合もあります。
産卵セットから卵を取り出すことを、”産卵セットの割り出し”といいます。
卵を産ませるコツ

卵を産みやすい環境を作る
発酵マットの表面が乾いていたら、霧吹きで加湿してください。
エサは切らさない様に与えましょう。16gの昆虫ゼリーであれば、1匹あたり1日1個与えるのが目安です。
飼育ケースを置く場所は、直射日光を避けて下さい。静かで通気性が良い20~25℃の場所が理想ですが、そこまで神経質に管理しなくても産んでくれるはずです。
交尾を確実にさせる

ペアで飼育ケースに入れておけば、数日でほぼ交尾します。
自然の中で捕まえたメスであれば交尾済みの可能性が高いので、オスと同居しなくても産卵します。
産卵数を調整する方法
あまり多く産卵させると飼育が大変になります!

「来年の飼育用に数匹だけ産んでもらおう!」と思ってたら、「気が付いたら30匹以上生まれてた!」とならない様に注意が必要です。
調整する方法としては、
オス、メス同居から1週間ほどで割り出す
早ければオスと同居している最中に産卵する可能性があります。確保したい数に足りなければ、もう一度産卵セットを組み直し、また数日ごとに様子を見ます。
発酵マットを薄く敷く
発酵マットの厚さを10cm程度にしましょう。発酵マットを敷く厚みを薄くする事で産卵数を抑える事が出来ます。

産卵に適した場所じゃないと産まなくなるのね。
欲しい数が確保出来たら、別の飼育容器を用意してキッチンペーパーや水苔を使って、メスが卵を産まない環境で飼育しましょう。
まとめ
カブトムシに卵を産ませるのは意外と簡単です!
・成熟したカブトムシのペアを用意する
・幼虫育成用の発酵マットを使う
・飼育容器は直射日光を避け静かで涼しい場所に置く
・産ませ過ぎには注意!
ちなみに初めてチャレンジした年は、以下のような結果でした。
【使用発酵マット10L】
7月9日 産卵セットを組んでオスメス同居開始
8月3日 割り出し

卵、幼虫 合わせて32個(匹)採れました!!
みなさんもぜひチャレンジしてみて下さい!
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